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リザルト・大会レポート

コールドブリーズ2015(プロアマトーナメント) (WAVE&FREESTYLE) - 大会レポート

この季節ならではの西風はやってこなかった

 2015年最後の試合となる大会が御前崎ロングビーチで開催され、今大会ではウェイブとフリースタイルの2種目が行われる予定になっていた。しかし、大会日程の2日間は本来の御前崎らしい西風には恵まれなかった。
大会初日19日前半の時間帯だけかろうじて弱めの西風が入り、フリースタイル種目のファンセッションが行われたに留まってしまった。ウェイブ種目を行うには風も波も足りない。そんな2日間となってしまった。

 ウェイブは今シーズン最初の試合となるため、各選手の今の技術の高さを推し量るために大切な試合となるはずだったが、ノーコンテストとなってしまったことは残念でならない。
一方のフリースタイルは今年度の第3戦であり最終戦でもあるため、この試合で年間ランキングが決定する大事な試合であった。残念ながらファンセッションとなってしまったために今大会の成績は加算されることなく、年間ランキングは逗子、本栖湖の2大会の成績によって算出されることとなった。

 冬の御前崎ロングビーチでのフリースタイルパフォーマンスは決してイージーなものではない。必要以上に強い風と必要以上に大きい波のコンディションになることが多いからだ。それ故、エントリーする選手が少なくなるのだが、裏返せば精鋭の集まりと表現することもできる。波があろうと風が強かろうと自らのパフォーマンスを披露したい、そんな強い気持ちがエントリーに繋がっている。参加人数は僅か9名ではあったが、ジュニア、ベテラン、プロ、アマの顔ぶれは十分に駆け引きを楽しませてくれるであろうメンツだった。

 風の強さが不足していたことあるが、吹いているであろう時間の短さも予想されていたため、オフィシャルトーナメントではなくセッションから開始された。9名の選手が3つのブロックに分かれ、1アップで決勝に進む。1ラウンド目の対戦で活躍が目立ったのは、日本を代表する選手であり、コンディションが良くなくても繰り出す技のバリエーションとクオリティの高さを魅せる小林悠馬選手。そしてもう1人はウェイブやスラロームでも頭角を現しているジュニアの杉匠真選手。持ち技のバリエーションは決して多くないが、決めるべきところで決める勝負強さを感じさせた。そしてもう1人、久しぶりに試合の舞台に姿を見せた中西選手。技のキレ、バリエーションの豊富さは折り紙付きだが、残念ながら結果には結びつかなかった。そしてその様相は2ラウンド目も同じだった。杉選手には「あわよくば小林選手に勝ってしまいたい!」という気持ちもあっただろうが、やはり圧巻の勝利を手に入れたのは小林選手。どこにもスキはなかった。

 今大会は、フリースタイルセッションが2ラウンド行われ、そのトータルが最終結果となった。正式なトーナメントとしては、ウェイブもフリースタイルも残念ながら成立しなかった。年が明けての2016年は、全日本アマチュアウェイブ選手権から幕を開ける。多くの選手がしのぎを削り、楽しめるコンディションになることを期待したい。

文:霜山 厚